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2006年9月16日 (土)

POLA 新鋭展

Photo_17 POLA  ART EXHIBITION PART 5 POLA 新鋭展:饒舌な寡黙・寡黙な饒舌」(ポーラミュージアム アネックス:銀座)に行った。「新鋭展」というキーワードにつられたのだ。予備知識が全く無かったので面白いかつまらないかスリリングな楽しさがある。ただ入場無料なのでローリスクだ。これでハイリターンだったら本当に儲けものだ。結果はまあまあだったので得した感じだ。

___1 麻二果(ながれ まにか)の油彩が数点展示されていたが、パッと見では全部抽象画に見えた。ところがよく見るとすべて女性を描いた具象画なのでそのギャップが面白かった。「横坐り:しびれた」(上)は眼が慣れたらすぐそれとわかったが、他の作品、例えば「昼寝・草原帯」(下)などは具象画に見えるまで時間がかかった。

___3 赤、青、黄という派手めの彩色にしてはけばけばしさが無い。その点が好感を持てた。全体の構図は濃い目の色で太く一本垂直の柱を設け、それを支えとして人物の足を水平に載せたパターンが多い。安定感もあるが人物が横に張り出しているので若干不安定な要素もある。その微妙な感じが、心理描写を目指しているのかもしれない。

_meunukegara もう一人の作者、仙谷 朋子(せんごく ともこ)は立体作品だ。「mue –nuekgara-」と名付けられた作品が壁に掛けられていた。昆虫のような生物の抜け殻をイメージしている。軽い材質に見えたが、ブロンズだったので驚いた。作者の言葉を借りると「虫の抜け殻は空っぽなのに、そこにかつてあったいのちの液体を想起させ、そして羽化した生を感じさせる」ということになる。出展作品はみなこのようなイメージに基づいて制作されていた。芸大の彫刻科出身というと保守的なイメージが付きまとうが、自由奔放な発想で作られた作品群は新しさに満ちていた。今後が楽しみだ。

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