2009年12月10日 (木)

河口龍夫展

「河口龍夫展 言葉・時間・生命」(東京国立近代美術館)に行った。

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この作家は今回の展示作品に接した限りではコンセプチュアル・アーティストである。旧来の美術の愉しみ(構成、フォルム、色彩など)を期待したら、それは展示の最後のほうのわずかの作品でしか味わえないだろう。このチラシに使われた「睡眠からの発芽」などはそのうちの1つである。つまり純粋に造形美を追っても充分に応えてくれる作品だ。

これに対して他の作品群はコンセプトを味わいながら造形を観ないと面白くない。そして河口龍夫の場合は、このコンセプトがなかなか深いのだ。

例えば「無題」と名付けられた(?)いくつかの作品が並んでいる。それらはばらばらになったピースを組み立てると球や円錐になるという立体パズルの様相を呈している。

そのコンセプトとは:すっきりと組みあがった立体(球を例にとろう)からピースを1つ取り去ってみても全体としては球として認識できる。では2つ取り去ったらどうか、3つでは・・・。そして鑑賞者は「球」、「円錐」などという物の形の定義がいかに曖昧であるかを思い知らされるのだ。これは面白いコンセプトだ。このようなコンセプトがほぼ全ての展示作品に対して付けられている。

また「ラベンダーのプール」では会場に特設されたプールにたくさんの皿が浮き、その中には鉛に包まれたラベンダーの種子が置かれていた。その作品の近くに寄ると微かにラベンダーの香りが漂い、今流に言えば「癒しの空間」を現出していた。コンセプトだけでなく、「香り」という他の要素・側面も取り込んでいた。

以前にも書いたが、私はコンセプチュアルなアートが嫌いだった。今でもその余韻は残っている。この展覧会はつまらない作品もあったが、コンセプトと造形を含めて楽しめた作品も多かった。作者の造形力とコンセプト・ビルディングの両方における力量があったからだろう。

現代工芸への視点 装飾の力

「現代工芸への視点 装飾の力」(東京国立近代美術館工芸館)に行った。「河口龍夫展」とセットだ。

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現代の陶芸は本当に多様な作品で満ち溢れている。もはや流派で作風を読み解くことはできず、一人一人の作家がそれぞれ一つずつ流派を持っているという感じだ。さらに、一人の作家でも一つ一つの作品毎に作風が異なることだってある。

この展覧会では、そのような現代におけるアートの多様性を(陶芸に限定して)味わうことができて面白かった。けばけばしい作品も結構あった。本来私は装飾や色彩が過多のアートを好まないので、そのような作品ばかりが並べられていたら好感を持てなかったであろう。

しかしこの展覧会では全体的に「多様性」が主眼となっており、一人一人のアーティストや一つ一つの作品は「多様性の中での自己主張」をそれぞれしており、「個と全体」という視点で見たらそのマイナスイメージは弱まった。

中には異様なインパクトを受けた作品があった。女性作家であるにもかかわらず男性の視点であるかのようなエロスを押し出していたのだ。

材質感も様々だ。セラミック本来の硬さをそのまま見せている作品がある一方、一見布かと思うような柔らかさを表現した作品もあった。また花びらのような薄片を重ねたような作品も面白かった。

「河口龍夫展」と併せ、1枚のチケットで2倍楽しめたのは嬉しかった。

2009年12月 4日 (金)

院展

「再興第94回 院展」(そごう美術館:横浜)に行った。

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さすがに力作ぞろいで迫力ある作品が多かった。日本画に限定された展覧会だが、最近の日本画は洋画的な厚塗りもあれば、旧来の日本画的作品もあるという具合にバラエティーに富んでいて楽しい。

素晴らしい作品が多かったなかで、最も気に入ったのは♪三浦愛子の「賛美歌」(奨励賞受賞作)。人間の女性と動物の折り重なる光景が官能的であると同時に、構成的にも共感をおぼえる絵だった。

もう1作良かったのが♪麻生弥希の「輪廻」(同じく奨励賞受賞作)。モノクロームの線刻のなかに不思議な色彩感が感じられた。

他の作品で印象深かったものを列挙してみる。(出品一覧の掲載順)
♪後藤  純男   「厳冬の山峡」
♪福井  爽人   「白い風」
♪田渕  俊夫   「惶」(こう)
♪福王寺一彦  「三日月」
♪吉村  誠司   「澹」(たん)(水族館)
♪今井  珠泉   「静日」(せいじつ)(イヌワシ) 
     および  「静夜」(せいや)(流氷):文部科学大臣賞
♪荒木みどりこ「鄙の辺り」(ひなのほとり):奨励賞(無鑑査)
♪奥山 たか子「逢瀬」
♪日塔 さえみ 「法王庁宮殿へ」

この展覧会も面白いので毎年足を運びそうだ。

2009年11月30日 (月)

栄区の屋外彫刻:青葉橋と證菩提寺

本郷台・屋外彫刻の記録もいよいよ最終回。前の記事では扇橋の水辺だったが、今回は青葉橋と證菩提寺。

木以外何もない広場を過ぎ、

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秋のススキの美しさを楽しみ、

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青葉橋に着く。

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この近くに「流レニ 乗ッテ ドコマデモ」という杉野みちの作の彫刻がある。ちょっと流政之の感じがする。

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銘版も味がある。

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この一角は「手作り故郷(ふるさと)賞」を受賞した場所だ。

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この受賞パネル付近はこうなっている。

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だから東屋もあるのか。

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そのすぐ近くには證菩提寺がある。

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これが本堂。

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本堂から少し山を登ると、開けた一角に鐘がある。

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今回で屋外彫刻を観る「遠足」は終り。疲れたが楽しかった。

栄区の屋外彫刻:扇橋の水辺

本郷台・屋外彫刻の記録の続き。前の記事では本郷橋から日東橋まで進めたが、今回は「扇橋の水辺」周辺。

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案内板もある。

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まずは赤く塗られて目立つ扇橋。

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扇橋とはこういう橋だ。

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扇橋遠望。紅葉の赤さに負けている。それだけ紅葉が美しいということか。

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「扇橋の水辺」に隣接して上郷六反町公園がある。併せて「第2回横浜・人・まち・デザイン賞」の一つ「まちなみ景観部門」を受賞した場所だ。

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こういうトイレがある。本郷台の駅から長丁場を歩いて辿り着く所だけに、貴重な存在に思える。

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公園に隣接して「辺渕橋」がある。

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そこには珍しい「魚道水路」が流れている。

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栄区の屋外彫刻:本郷橋から日東橋

本郷台・屋外彫刻の記録の続き。前の記事では天神橋から桂橋まで進めたが、今回はその次の本郷橋から川沿いに進もう。

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この橋の手摺には鳥の模様が施されていて楽しい。

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魚の模様もある。

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そして日東橋。

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欄干は大理石の彫刻みたいだ。

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橋を渡ったところには、トドが寝そべっているようなオブジェがあった。運転を誤り歩道に突っ込む車から歩行者を守る柵の役目をしているのか?でもそれにしては「無駄に分厚い」。私の大好きなある女優がある映画に出演した際「無駄に美人」という言い回しがあったな。

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川に沿って設置されているベンチは意匠に凝った作りだ。アウトドアファニチャーと呼ぶべきか。

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土手から川に下りてゆくと、木で作られた小径が続いている。

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川のせせらぎ。緑も豊富だ。

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「カモが来たカモ・・・。」これはいつも私のオヤジギャグをなじっている○君の発言。君だって言うじゃないか!

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2009年11月29日 (日)

栄区の屋外彫刻:天神橋から桂橋へ

本郷台・屋外彫刻の記録の続き。前の記事では「大いたち橋」と「小いたち橋」を楽しんだ。そこから間もなく天神橋に着く。バス停があり、交通の要所という感じだ。

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待っていたのは楢原北悠の「誕生」。ずっしりと構えた作品だ。

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作品の裏側に回りこんでみた。迫力がある。

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この一角は紅葉が豊かで美しい。

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こちらも日本的抒情をたたえている。

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そこから少し歩くと、上耕地橋がある。

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さらに小長谷橋。

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次は桂橋。

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案内板もある重要ポイントだ。

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「いたち川 かわべの道」という金属で作られた案内板もある。横に長いのでカメラに収まりきらなかった。

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現在地(桂橋の横)はここに示されている。

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栄区の屋外彫刻:小いたち橋・大いたち橋

本郷台・屋外彫刻の記録は続く。前の記事では栄公会堂・栄スポーツセンターまで紹介した。そこからまた「いたち川」沿いの緑道に戻り少し歩くと川が分岐する。そこには2つの親子のような橋が架けられている。大きいほうは「大いたち橋」、小さいほうは「小いたち橋」だ。案内板もある。

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まずは「大いたち橋」から。欄干に丸くニュっと突き出た物はいたちの尻尾なのか?

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橋を渡り始めると、いたちの足跡を模した作品がある。

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「大いたち橋」を渡りきって振り返ると反対側の欄干には「大いたちの上に小いたち」というようなたたずまいが楽しめる。

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「大いたち橋」と「小いたち橋」の中間(中の島的な所)にはちょっぴり呪術的なサークルが嵌め込まれている。こういうの、好きだ。

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そして「小いたち橋」。

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橋の欄干は、いたちの上の亀さんが載っている。

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「小いたち橋」も渡りきって後ろを振り返り、二つの橋を見る。

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その欄干に彫られたいたちは可愛らしい。

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その向こうには小室正光の「急がば回れ」が設置されている。鉄を意図的に錆びさせて、独特の赤い色調を出しているようだ。

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2009年11月25日 (水)

栄区の屋外彫刻:栄区役所界隈

本郷台・屋外彫刻の続きだ。前の記事では城山橋から「いたち川」を西へ向かい、花の木橋を過ぎた所までを書いた。そこから同じ川沿いの緑道を戻り、再び城山橋を起点とする。

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こんどは「いたち川」沿いに、逆に東へと向かう。すると転落防止の柵の下に可愛いいたちの絵があり、数字が記してある。

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「75m」というのは、城山橋からの距離みたいだ。そして川を見ると、そこには3匹のいたちが・・・。

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と思ったら、それは写実的な彫刻だった。まるでいたちが水浴しているかのように、川の中に像が置いてあるのだ。表情がキュートだ。

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後ろ向きだが、これもいい顔をしている。これらの作品は読み人知らずである。銘版がどこにも設置していない。

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そして川沿いの緑道に曲線主体の抽象彫刻が現れる。山上(やまじょう)れいの「風譜 –trio-」だ。音楽を想起させる構成なので「譜」や「トリオ」という名前がよく合っている。

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そこは栄区役所の入口だ。ウォーターフロントの区役所ってなかなかいいな。

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区役所の中庭には、栄区の発足を記念した米林雄一の「時のサークル」がある。複合的な抽象構成で私好みの作品だ。

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後ろから見ても味わい深い構成だ。

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市役所と道路を挟んで向こう側には、栄公会堂と栄区スポーツセンターが隣接している。

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敷地に入るところには、Tの字を並べたようなオブジェ群があるが、これらは作品として位置付けられていないらしい。

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そして建物の玄関外には坂上直哉の「GREEN GREEN CIRCLE」がある。これも私好みの抽象彫刻だ。赤いのになぜ「GREEN」かというパラドックスも内包している。

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建物の中には読み人知らずだが、壁面に大きな丸い作品が架けられている。

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公共施設にも目を楽しませてくれるものが多くて楽しい。

2009年11月23日 (月)

栄区の屋外彫刻:いたち川を西へ

本郷台駅から南下する道は鼪(いたち)川と直角に交差する。それが「城山橋」である。

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この川は今回のシリーズで隠れた主役と呼べるほど重要な役割を演じる。そのいわれを説明したパネルがあった。

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城山橋から「いたち川」に沿って西へ向かう。すると橋のすぐ近くに伏石康男の「歩み」がある。○、△、□を組合わせた抽象彫刻だ。この取り合わせは仙崖(せんがい)和尚の墨絵を想起させる。

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川沿いの緑道を進むと立派な具象彫刻が見える。しかしその作品は警察学校の敷地内なので近づけない。観賞は断念してさらに先へ進んで海里(かいり)橋を過ぎる。

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すると間もなく「いたち川」の中に三角形状に並んだ3つの石が見える。仙崖和尚の思想を李禹煥(リ・ウファン)が表現したような感じだが、これは作品ではなく偶然3つの石が並んだんだろうなあ。

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すると緑道の茂みの中から佐々木実の「WOMEN」が出現する。「夜見たら怖いだろうな」とはF君の弁。確かに暗いところで急に出くわしたら引いてしまうだろう。

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次は星野健司の「ライダー・トリックスターⅨ」。これも夜道で出会いたくない作品に属するかもしれない。とても良く出来ているとは思うが・・・。

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次に「花の木橋」を過ぎる。

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そして田中等の「ムーンダンス」がある。楽しい抽象作品だ。

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ここで西方向への探索は終らせ、「いたち川」沿いに東方へ戻る。

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